雛人形(ひな人形)/木目込みとは
木目込み雛人形とは、桐塑または木の胴体に溝を彫り、そこに衣装の端を木目込んで作る雛人形です。溝に布地の端を埋め込むことを木目込むということから、木目込み人形と呼ばれるようになりました。
 
木目込み雛人形の発祥は江戸時代の中期頃と言われており、京都・上賀茂神社(かみがもじんじゃ)に仕えていた雑掌が柳の木で作った小さな人形が起源とされています。当初それを「加茂(かも)人形」と呼ぶようになり、それが江戸に伝わり木目込み雛人形として現在の伝統工芸品の江戸木目込み人形になりました。
雛人形(ひな人形)/木目込みの種類
東昭齊秀月モリヤで展示・販売しております木目込み雛人形の種類は、江戸木目込み作家「柿沼東光」「木村一秀」「松崎幸一光」、岩槻の作家「ひととえ」を取り扱っております。どの作家もそれぞれ特徴がございますが、木目込みの中でも味のある色彩の衣装・造りということでしたら「柿沼東光」でしょうか。とにかく小さくて可愛らしいお顔ということでしたら「ひととえ」でしょうか。
「ひととえ」は全商品お取り扱いしておりますがホームページには掲載しておりません。また「木村一秀」の商品は当店オリジナルのものが多く、上品なお顔と可愛らしい雰囲気が人気を集めております。他にも愛嬌のあるお顔が特徴の「松崎幸一光」のお雛様など、色々な作家の素敵な作品を取り揃えております。
※「木村一秀」「ひととえ」につきましてはカタログにて全商品ご覧いただけます。
雛人形(ひな人形)/木目込みの特徴
全国的に有名な桃の節句の雛人形は近年だいぶ小型化してまいりました。
まず雛人形は大きく分けて衣裳着と木目込みとございます。簡単にいいますと衣裳着とは衣裳を着せており、木目込みとは木の溝に衣裳を張って(込めて)造っております。通常の雛人形は衣裳着とされており、断然豪華ではございます。木目込みは可愛らしく飾る手間と場所をとらないのが利点です。
 
木目込みといいますと昔は趣味やお二人目のお子様に趣向を変えて買われたかたが多いようです。ただ最近では木目込みを雛人形のメインとされるかたがかなり増えてまいりました。木目込み雛人形でも充分お飾りいただける楽しみはございまし、インテリア的にもお洒落なものが多くなりました。住宅事情やお考え方次第では木目込みを雛人形のメインとして飾られても良いかと思います。

木目込みの良さは狭いスペースで5人飾りや7人飾り15人飾りなどが飾れるということです。おかたずけの際にも軽くて運び易いということと、かなりコンパクトに御しまい頂けます。さらにひと箱でしまえる収納タイプですと、衣裳着のものに比べてかなりコンパクトで扱い易いです。
  
雛人形(ひな人形)/木目込みのメリット・デメリット
~ メリット~
〇狭いスペースで5人飾りや7人飾り15人飾りなどが飾れます。
○人形が小さく、お子様と一緒に飾り易く片付けも楽です。
〇コンパクトにしまえて、とても軽いです。
〇木の丸みがあり、とても可愛らしく温もりのある雛人形です。
~デメリット~
●衣裳着雛人形のような大きさやボリュームがないため、豪華さに欠けます。
アフターケア
東昭齊秀月モリヤ人形店では、心をこめたお祝いの品である雛人形(ひな人形)を末永くお飾りいただきたいと願っております。そのため特に、保証、修理等のアフターケアも万全に対応させていただいております。
当店では特に保証年数などは設けておりません。状況や状態にもよりますが、当店でご購入頂きました商品につきましてはなるべく料金のかからないよう修理させていただきます。料金のかかる修理の場合でもなるべくご負担が少なく済むように低価格でお直しさせていただきます。
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