日本の伝統工芸のひとつ「甲州印伝革」を兜の吹き返しに用いた甲冑師「一久」作、5号徳川家康之兜でございます。

煙りで燻すことでなめし・色付けした革に様々な絵柄を型取り漆を刷り込んで造る高価な「甲州印伝革」を使用した吹き返しと緑系色を基調とした綺麗な配色の正絹威しが特徴的で色彩や素材にこだわり作られた兜です。
「甲州印伝革」にあしらわれた「小桜」文様は、日本一の見事な桜花にも似る粋な男振りを表現し古来より男気を表す代名詞として好まれてきました。
また、プレスで型抜きした抜き鉢ではなく、数十枚もの金属板を加工して手作業で鋲打ち止めて鉢を形成する重鉢(矧ぎ合せ鉢)で作られた兜鉢や徳川家特有の「三つ葉葵」紋を模った金属製の前立を使用しており、5号サイズのコンパクトな兜でございますがしっかり作り込まれております。

温かみのあるナチュラル色で綺麗な白木目と丁寧に下地を磨き重ね塗りをして仕上げた綺麗なアイボリー色の会津塗を組み合わせてデザインしたモダンでお洒落な収納台・屏風です。
屏風には、末代まで子孫繁栄・家系が末長く続きますようにと願いが込められた「松」・すくすく真っすぐに成長しますようにと願いが込められた「竹」・逆境に強い精神や高潔な性格を持つと言われている「梅」を合わせた縁起の良い「松竹梅」文様が描かれております。
兜・弓太刀は全て下部の台に収納できます。

※「甲州印伝革」とは、鹿のなめし革を黒・紺・茶・エンジ等様々な色合いに染色し、裁断したあと型紙(和紙)を置き、上から漆で模様付けして作られます。数日間陰室で乾燥させ完成した印伝革は、強く・柔らかく・軽い鹿革と時とともに色が冴える漆との調和で独特の風合いを出す甲州地方を代表する伝統的工芸品でございます。

※「桜」文様は、日本を代表する国花として知られ「花は桜木・男は武士」という名言から日本一の見事な桜の花にも似る粋な男振りを表現していると言われており、古来より男気を表す代名詞として好まれてきました。

※「松」は、とこしえに青くして不老・静かなるゆえ年を延ぶ・他木の如く松柏のしぼばぬを知る「常磐の松・松の齢」とされ、常緑をして長寿延命を意味する吉祥文様です。松=末と掛け末代まで子孫繁栄・家系が絶えないという意味を持ち、昔から城内に植えられるなどして大変縁起の良い植物として重宝されてきました。

※「竹」は成長が早く、節目ごとに真っすぐ育つことから昔から縁起が良いとされ、お子様がすくすく真っ直ぐ育ちますようにという願いが込められた日本の伝統的な高級素材です。

※「梅花」は、梅は冬の寒さを畏れず、風雪の中でも凛々しく開花する事から逆境に強い強靭な精神を持ち、香りもすがすがしく清らかで美しい上品な花の様子から純潔な姿、高潔な性格を持つと言われております。また、冬の終わりから早春にかけ、百花に先立って咲くことから、他の花と春をめぐって争わない、孤高で人に迎合しない品格を持つと言われ、古来より人々に愛されてきた吉祥文様です。



こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入り立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(海外への送料につきましては有料になります)

5号 徳川家康兜収納飾り KS-213
¥93,500
間口30×奥行23,5×高36(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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