日本の伝統工芸のひとつ「甲州印伝革」を兜の吹き返しに用いた甲冑師「一久」作、10号徳川家康之兜でございます。

煙りで燻すことでなめし・色付けした革に様々な絵柄を型取り漆を刷り込んで造る高価な「甲州印伝革」を贅沢に使用した吹き返しと茶系色を基調とした綺麗な配色の正絹威しが特徴的で色彩や素材にこだわり作られた兜です。
「甲州印伝革」にあしらわれた「麻の葉」文様は、お子様の健やかな成長祈願と魔除けの意味を持ち、昔から大変縁起の良い文様として重宝されてきました。また、プレスで型抜きした抜き鉢ではなく、数十枚もの金属板を加工して手作業で鋲打ち止めて鉢を形成する重鉢(矧ぎ合せ鉢)で作られた兜鉢や徳川家特有の「三つ葉葵」紋を模った装飾金物を使用しており重厚な作りになっております。

手間をかけ丁寧に綺麗な茶褐色に塗り仕上げた収納箱に
、独特の輝きを放つ綺麗な銅箔屏風を合わせました。屏風には、末代まで子孫繁栄・家系が末長く続きますようにと願いが込められた縁起の良い「松葉」柄が描かれております。金彩蒔絵をあしらった豪華な銅箔屏風に、縁起の良い「麻の葉」文様の印伝革や色彩にこだわった徳川家康兜がよく映えます。
兜・弓太刀は全て下部の台に収納できます。

※「甲州印伝革」とは、鹿のなめし革を黒・紺・茶・エンジ等様々な色合いに染色し、裁断したあと型紙(和紙)を置き、上から漆で模様付けして作られます。数日間陰室で乾燥させ完成した印伝革は、強く・柔らかく・軽い鹿革と時とともに色が冴える漆との調和で独特の風合いを出す甲州地方を代表する伝統的工芸品でございます。

「麻の葉」は4ヶ月で4mにもなるほど成長が早く真っ直ぐにぐんぐん成長していく為、子供の健やかな成長の願いが込められた吉祥文様です。また模様そのものに邪気を払う力があるとされ魔除けの意味もあります。赤ちゃんの健やかな成長と魔除けの意味を込め産着や子供の着物に麻の葉文様は好んで用いられました。

※「松」は、とこしえに青くして不老・静かなるゆえ年を延ぶ・他木の如く松柏のしぼばぬを知る「常磐の松・松の齢」とされ、常緑をして長寿延命を意味する吉祥文様です。松=末と掛け末代まで子孫繁栄・家系が絶えないという意味を持ち、昔から城内に植えられるなどして大変縁起の良い植物として重宝されてきました。



こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入り立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(海外への送料につきましては有料になります)
10号 徳川家康兜収納飾り KS-174
¥137,500
間口47×奥行32×高53(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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