青森県伝統工芸・津軽「こぎん刺し」を兜の吹き返しに用いた甲冑師「一久」作、10号「翔」鶯中白威之兜でございます。

生成色の麻生地に緑色の木綿糸で刺繍した「こぎん刺し」を使用した眉差・吹き返しと緑色を基調とした綺麗な配色で編んだ正絹段威しが特徴的な兜で、青森県の伝統工芸として有名な刺繍細工・津軽「こぎん刺し」と甲冑をコラボレーションさせた当店オリジナルの兜でございます。

兜鉢はプレスして型抜きした抜き鉢ではなく、数十枚もの金属板を加工し手作業で一つ一つ鋲打ち留め鉢を形成する重鉢(矧ぎ合せ鉢)や丁寧に塗り仕上げられた銀鍍金の真鍮製鍬形や装飾金物を使用し重厚な作りになっております。
緑系色の彩りにこだわり「こぎん刺し」生地・綺麗な配色の正絹段威し・鶯色の正絹忍緒(飾り紐)を合わせました。

ナチュラルで淡い色と、場所によって色の深さが異なる木目の美しさが特徴的な「タモ材」を使用し突板加工で仕上げた綺麗な収納台・屏風です。無限に繋がる輪という形から円満や子孫繁栄などの意味を持つ吉祥文様「七宝」柄の組子細工を取り付けモダンなデザインに仕上げました。
匠の技が映える組子細工が存在感ある収納台・屏風に、独特の幾何学的模様を手刺しした刺繍が特徴的な「こぎん刺し」兜が良く映える当店オリジナル収納セットでございます。兜・弓太刀は下部の台に収納できます。

※「こぎん刺し」とは、別名「津軽こぎん」と呼ばれ、藍染めした麻布に木綿糸を縦の織り目に対して奇数の目を数えて手刺しする刺繍生地。一般の刺子と違い布地の横糸に沿って経糸の本数を数えながら刺して作られています。麻の着物しか着ることが許されなかった江戸時代、津軽の厳しい冬を快適にしようと、保温と補強の為に生み出された知恵の産物。幾何学的なデザインに決まりはなく組み合わせ次第で無限に広がる独特の模様が可愛らしいと若い世代から今注目されています。

※「七宝」文様とは、無限に繋がる輪という形から円満や子孫繁栄などの意味が込められていると言われ、昔から大変縁起の良い文様として重宝されてきました。

※「タモ材」は、モクセイ科の広葉樹でトネリコ属に分類される木の総称「タモ」の丸太からとれる無垢材です。
硬い木で加工しやすく、均質な木材がとれるため、家具や野球のバットやホッケーのスティックなど、スポーツ用品の材料としても用いられます。ナチュラルで淡い色と、場所によって色の深さが異なる木目の美しさが特徴的で、スラッとほぼまっすぐ伸びた木目が区切るように淡い色みや黄みがかった層がいくつもできており、1色ではない多様な模様を描いています。




こちらの商品の特典(サービス品)
・サービス品@緑色の毛氈(もうせん)
・サービス品Aお手入れセット
・サービス品Bお節句説明書
・サービス品Cお子様のお名前入り立札
・サービス品D陣羽織(お子様に着せて頂くと可愛いです)

・国内送料無料です(海外への送料につきましては有料になります)

10号「KOGIN」兜収納飾り KS-172
¥137,500
間口45×奥行32×高59(cm)
※五月人形とその他の細部を御覧になりたい方は別途メールで画像をお送り致します。


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