日本の伝統工芸のひとつ「甲州印伝革」を兜の吹き返しに用いた甲冑師「一久」作、８号 伊達政宗之兜でございます。

煙りで燻すことでなめし・色付けした革に様々な絵柄を型取り漆を刷り込んで造る高価な「甲州印伝革」を贅沢に使用した吹き返しとあえて黒一色で仕上げたシックな配色の正絹威しが特徴的で色彩や素材にこだわり作られた兜です。
「甲州印伝革」にあしらわれた「菊」文様は、厄除け・不老長寿という意味が込められているとされ、昔から大変縁起の良い文様として重宝されてきました。
また、プレスで型抜きした抜き鉢ではなく、数十枚もの金属板を加工して手作業で鋲打ち止めて鉢を形成する重鉢（矧ぎ合せ鉢）で作られた兜鉢や生命力に溢れ不老不死の力を宿すといわれる三日月がモチーフに、戦に常勝して命を繋ぐ＝家系を絶やさないという強い意志を表現した鍬形（前立て）と言われる存在感のある三日月型の鍬形も特徴的で力強さが感じられます。

丁寧に濃紺色に塗り仕上げ上蓋と天然木を使用した白木の収納箱を合わせたお洒落な収納台に、現代和紙の代表的な原料の三椏（みつまた）から作られる上質紙＝雲肌紙を使用した上品な黒色屛風合わせました。
天然木の温もりを感じさせる白木収納台と、優美な紙肌が特徴的な雲肌紙屏風を合わせたモダンなデザインの収納台・屏風に黒一色の配色の中に存在感のある三日月の前立てが際立つ伊達政宗兜が良く映える当店オリジナル収納セットでございます。

※「甲州印伝革」とは、鹿のなめし革を黒・紺・茶・エンジ等様々な色合いに染色し、裁断したあと型紙（和紙）を置き、上から付けして作られます。数日間陰室で乾燥させ完成した印伝革は、強く・柔らかく・軽い鹿革と時とともに色が冴える漆との調和で独特の風合いを出す甲州地方を代表する伝統的工芸品でございます。

※「菊」は、菊の花の形から太陽に例えられ「日精」と言われていて悪霊を払う意味がありました。また菊を浸した「菊水」を飲むと長寿が保てるという故事から薬草としてとらえられ、不老長寿の象徴となりました。



●こちらの商品の特典（サービス品）
・サービス品①緑色の毛氈（もうせん）
・サービス品②お手入れセット
・サービス品③お節句説明書
・サービス品④お子様のお名前入り立札
・サービス品⑤陣羽織（お子様に着せて頂くと可愛いです）

・国内送料無料です（海外への送料につきましては有料になります）