節句人形小百科



Q1初節句のお祝いをいただきました。お返し方法をおしえてください。

お返しはお祝いの日から一週間以内にします。お礼の手紙と赤ちゃんのスナップ写真をお赤飯や祝儀用詰合せなどと添えて贈ることが多いようです。
のし紙には「内祝」とし、紅白の蝶結びの水引の下に子供の名前を書きます。
お祝いの席に招待した方にはお返しの必要はありません。


右寄せの画像 Q2五月人形は、いつからいつまで飾るの?

春分の日・お彼岸が過ぎてから飾るのが一般的であります。遅くとも4月中旬頃までには飾って、お祝い当日を楽しみに待ちます。
お節句は季節の行事ですから、5月中のお天気の良い日を選んでしまいましょう。なお、旧暦の6月初めの頃まで飾る地域もあります。


Q3次男、三男の五月人形は、どうすればいいの?

一人ひとりの御守りですから、できれば次男、三男にも用意したいものです。長男と差を着けずに用意することもあれば、
お兄ちゃんよりは小さい飾り、他の飾りということもあります。
住宅事情などで難しい場合、小さい兜、小さいお人形を用意し一緒に飾ってあげましょう。


右寄せの画像 Q4子供が、五月人形を触りたがるのですが・・・

そもそも五月人形は御守りであり、病気や災いから身を守る意味があります。触ることで厄を肩代わりしてくれると考え、 大人の話しが理解できる年齢、3歳くらいになったら一緒に飾りましょう。
触ることで自分のお飾りに愛着が持て、思い出にもなります。
しかし、鎧・兜の金属部分を直接、手で触ると変色する可能性があります。しまう時は柔らかい布で綺麗にふき取りましょう。


Q5もう何年も箱から出していない、五月人形があるのですが・・・

飾らなくなった五月人形は、もうお役目が終わったと解釈します。何かの事情で人形を保存できなくなった場合は、全国各地の社寺で行っている人形供養(人形感謝祭)に持参し、若干の供養料を添えて納めるのがよいでしょう。
(一社)日本人形協会では、人形感謝(供養)代行サービスを行っております。詳しくはホームページをご覧ください。


右寄せの画像 Q6鯉のぼりと五月人形を両方そろえる必要は
   あるのでしょうか?


五月人形は無病息災、鯉のぼりは男児誕生のお披露目と立身出世を願って飾ります。
よって両方飾ることが望ましいと伝えられています。